副業と確定申告

副業の収入は、「雑所得」となり、20万円を超えると確定申告が必要になるのは、副業を考えている方なら既に調べていることでしょう。

副業で確定申告が必要になると、勤務先に知られてしまうので20万円を超えないように働こうと思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は副業にも、事業と同じように経費にすることができるものがあります。
日本の確定申告では、収入から経費を引いた分の利益を「所得」としているため、この所得が20万円を超えない場合は、所得税を収める必要はないんです。
たくさんある副業の中でも、ネット副業なら経費にできる生活費があったりもします。

ネット副業ならではの経費になるもの

副業の経費として認められている中には、次のようなものがあります。

・設備費用
・通信機器
・通信量
・交通費
・交際費
・書籍代

この中で、ネット副業に関係があるのは、通信機器と通信費、そして書籍代でしょう。
通信機器では、8万円までのパソコンは経費として認められています。
もちろん、タブレットも同じ扱いです。
さらに、スマホの利用料金と自宅のインターネット回線とプロバイダ料金も認められています。

もちろん、多くの方が普段からスマホを利用されているため、スマホの利用料金から生活費で使用した分を引いた金額が経費となります。

ネット副業の利益を公表されている方では、おおよそ半分を経費として申請していることが多いようです。

そして、情報を集めるために購入した書籍も立派な経費になります。
もちろん、Kindleなどの電子書籍も認められています。

今年はパソコンを買い替えたので、8万円は経費になります。
スマホの利用料金は、毎月おおよそ6000円ですので、半分の3000円×12か月の36000円が経費になります。

自宅のインターネットは家庭で共用していますが、1か月5000円の半分2500円×12か月で27500円が経費になります。
合計すると143500円が少なくみても経費になり、書籍代を含めると150000円ほどになります。

つまり、この場合は350000円-150000円を超えない範囲なら、ネット副業の収入があっても所得税が加算されることはありません。
確定申告を気にせずに350000円を稼ぐことができます。
ただ、ひとつだけ注意が必要です。
所得税は必要ありませんが、収入そのものが20万円を超えている場合、領収書をまとめたものを持参して税務署で相談してみたほうがいいのかもしれません。